kintone検索の限界を突破!カスタマインで便利に使いこなそう

公開日:2025-03-24

注意

本記事は情報提供を目的としており、本記事の内容は無保証、サポートの対象外です。
サポート窓口、問合せ窓口にご質問をいただいても対応いたしかねますのでご了承ください。

こんにちは、カスタマーリレーションチームのゆっこです。
弊社では日々の業務での情報管理や共有ツールとしてkintoneを活用しています。
今回はその中でよく利用しているカスタマイズ「検索」をご紹介します!

kintoneの基本機能でも、一覧画面での絞り込みを使えば、必要なデータを探し出すことは十分可能です。
ただ、より素早く直感的に情報へアクセスしたい場面や、業務に合わせた柔軟な検索方法が求められることもあります。 

例えば、
「任意のキーワードで検索したい」
「数値範囲を指定して素早く対象を絞り込みたい」
「値の一部分で検索したい」
などなど

今回は、そんな「検索」を実現する gusuku Customine ※ でのカスタマイズについてご紹介します!

※ gusuku Customine(以下、カスタマイン)は、kintoneをさらに便利にするカスタマイズをノーコードで、ご自身で作成いただけるサービスです。
2025年2月時点で導入社数2000社を超え、さまざまな業務・業種のお客様にご利用いただいております。

▼gusuku Customine サービスページはこちら
 https://customine.gusuku.io/

カスタマインでできる検索の拡張

カスタマインを使うと、kintoneの検索機能をさらに強化し、より柔軟な絞り込みや直感的な検索が可能になります。
具体的には、次のような検索機能を追加できます。

  1. 一覧画面にキーワードで検索する検索フォームを設置
  2. 一覧画面にキーワードと数値の範囲で検索する検索フォームを設置
  3. 一覧画面に1つのキーワードで複数フィールドを検索する検索フォームを設置
  4. 日本語の一文字や英数字の部分一致での検索

 

1.一覧画面にキーワードで検索する検索フォームを設置

「ユーザーがよく検索するフィールドはあるけれど、そこで検索したい値はユーザーごとに異なる」といったケースはありませんか?

例えば『案件管理』を行うアプリでは「会社名」でよく検索されるとします。
ただし、

  • Aさんは会社名「田中マーケティングテクノロジー」
  • Bさんは会社名「山田商事株式会社」

のレコードを検索したいといったケースです。
この場合、kintone基本機能の検索では、下記画像の設定をAさん・Bさん各自で都度設定する必要があります。

1フィールドだけならば良いかもしれません。
ただこれが「会社名」「担当者名」「確度」「製品名」「小計」と複数フィールドになるとどうでしょうか。
…各自設定するのはすこし面倒に感じるかと思います。

 

カスタマインを使うと…👀

よく検索するフィールドに対する検索フォームを一覧画面上部に表示することができます!
これなら、検索したいときに一覧画面上で値を入力するだけなので、グッと作業が楽になるかと思います。

実際に「会社名」「確度」「製品名」で検索すると、ユーザーが検索フォームで入力した条件で『and』検索されて下記画像の結果となりました。

 

カスタマイズ設定もとっても簡単なので、検索でお悩みの方はぜひ一度お試しください♪

 

2.一覧画面にキーワードと数値の範囲で検索する検索フォームを設置

「1.一覧画面にキーワードで検索する検索フォームを設置」を見てお気づきになられたかもしれません。
そう、1 の検索フォームは数値の絞り込み条件が【=(等しい)】なのです…!
 
例えば「特定の顧客番号で検索したい」という場合は 1 のフォームで良いですが、「小計金額が10万円以上50万円以下のお客様を検索したい」といったように数値を範囲で検索したいケースもあるかと思います。

カスタマインは、こういった数値を範囲で検索したいニーズにももちろん対応しております!

 

カスタマイズは「やること:一覧画面にキーワードと数値の範囲で検索する検索フォームを設置する」を設定するだけで完成です!

 

3.一覧画面に1つのキーワードで複数フィールドを検索する検索フォームを設置

続いて、1つのキーワードで複数のフィールドを検索できるフォームをご紹介します。

1,2 でご紹介した検索フォームでは検索するフィールドを指定する必要がありますが、この検索フォームを使うと特定のキーワードを1つ入力するだけで、対象のフィールドを一括検索できるようになります。

例えば、「会社名」「担当者名」の2つのフィールドを検索対象とします。
この時、検索キーワードに『ヴィクトリー』と入力し検索すると、「会社名」にその値が含まれるレコードが絞り込まれます。

 

今度は検索キーワードに『山上』と入力し検索すると、「担当者名」にその値が含まれるレコードが絞り込まれました。
このように、1つのキーワードで「会社名」「担当者名」2つのフィールドを検索し、いずれかのフィールドでヒットするレコードを絞り込むことができます。

kintone基本機能の「アプリ内検索」と似た動きになりますが、検索結果がkintoneアプリの一覧画面で見える(=他フィールド情報も見て判断できる)点が、個人的なオススメポイントです(^^♪

▼アプリ内検索の場合

レコードの詳細画面に遷移しないと検索にヒットしたフィールド以外の情報を確認できない

 

カスタマイズは 1,2 同様に簡単で、「やること:一覧画面に1つのキーワードで複数フィールドを検索する検索フォームを設置する」を設定するだけで完成です。

 

4.日本語の一文字や英数字の部分一致での検索

1,2,3 では、カスタマインで実現できる検索フォームをご紹介しておりました。
ただ、検索フォームだけでは越えられないkintoneの仕様があります…

それは、文字列フィールドの値で検索を行う場合に

  • 検索対象が英数字の場合、部分一致検索できない
  • 検索対象が2文字以上の日本語の場合、1文字の検索はできない

といった仕様です。
※仕様の詳細については kintone FAQ をご確認ください。

しかし、日々kintoneを利用する中で
「顧客情報を、会社名やお名前の1文字から探したい」
「品番の一部分で探したい」
といったご要望があるかと思います。 

そんな時には検索対象※の文字を分解した『検索用文字列』を作りましょう!
※検索対象を「会社名」としてご案内します

…手動で作るのは控えめに言ってやりたくないですね(:_;)

ご安心ください🌸
この検索用文字列を作るカスタマイズも、とっても簡単に作成いただけます。

kintoneアプリ側に検索用文字列をセットするための『文字列(1行)』フィールドを追加し、カスタマイズは「やること:検索用文字列を作成する」を設定すると完成です。

検索用文字列をセットしたフィールド「会社名(検索用)」を、今回ご案内していた1,2,3 での検索フォームの検索対象として設定いただくことで、日本語1文字・英数字の一部分での検索も可能になります°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

もちろん、kintone基本機能での検索にもご利用いただけます!

  

最後に

実は今回ご紹介したカスタマイズを、実際にkintone画面を操作しながらご確認いただけるデモサイトがあります!
少しでもご興味お持ちいただいた方は、ぜひ下記ページよりお試しくださいね。

▼gusuku Customine お手軽体験 ~きっとほしいが見つかるデモ100~
 https://haisai.gusuku.io/demonstration
 …『見た目をわかりやすく!』の「検索フォーム」「一文字検索」でご確認いただけます
 …お手軽体験は無料でご利用いただけます

それではまたどこかでお会いしましょう~

 

投稿者プロフィール

アバター画像
ゆっこ
"Customer Success/Inside Sales
主にgusuku Customineをご利用中のお客様向けサポートを行っています。"