入社して2年目の私が見たkintone hive 2024 tokyo

公開日:2024-07-12

システム開発グループに所属している美雨です。

昨年は新卒で入社し3ヶ月の状態で、kintone hive 2024 tokyoに伺いましたが、時が過ぎるのは早いもので、あれから1年が経ちました。

少しくらい成長できているといいなと思いつつ、今年もkintone hive 2024 tokyoのリアル会場にお邪魔させていただきましたので、今年バージョンでレポートさせていただきます。
 

会場の様子

今回のkintone hive 2024 tokyo会場も昨年同様お台場にあります、ZeppDiverCityというライブ会場にて、サイボウズ東京オフィスの沖 沙保里さんのMCにて催されました。

昨年に比べ、暑さが際立つ中、たくさんの方が来場されており、みなさん日傘やお扇子、タオルなどを手に、汗をかきながらお越しになっていました。(私も日傘、お扇子、手拭いは欠かせませんでした…w)

夏日にも関わらず、「昨年よりも多いのでは…?」と思わせられるほど、多くの来場者で賑わっており、登壇者の方々の発表中でも、オフタイムでも盛り上がりを見せていたように感じました。

今年は昨年と違い、光る小物はありませんでしたが、昨年に引き続きDJの方が音楽で盛り上げ、ライトアップもありました。またそれぞれ思い思いの手作りうちわなどを持参し、登壇者を応援している方々もいらっしゃり、色とりどりの景色を楽しめました。(Figure 1)

(Figure 1: オープニングの様子。ロゴの変化がわかりました。)
 

事例発表の共通点

kintone hive 2024 tokyoでは、昨年とは違い、ペアで登壇する方々も多く、7社による事例発表が行われました。登壇者様の情報は以下の通りです。(Figure 2)

1)株式会社アクタス 青松 崇史 氏 / 小鑓 大介 氏

「最初は1人で始めたkintoneだったが、社内でkintoneの名を事ある毎に言い続けた結果、同志を見つけ二人三脚に。現在ではチーム立ち上げや新規事業で大活躍し、kintoneを社内に浸透させるために奔走中。」

2)インデックス株式会社 牧 良太 氏

「前職ITベンダーが1級建築士の知識を活かして、大規模開発を選択。国からの補助金をうまく使いながら、賢くDXを進め、これからは外国人社員にもシステムを利用してもらえるようにを目標に動き続けている。」

3)ケアパートナー株式会社 橋本 崇 氏

「アプリ作成者を全社員にすることで、kintoneに触れられるレンジを広げ、kintoneと現場の距離感を身近にすることで、DXを浸透させた。今では新人教育のルーティーンにkintoneのアプリ作成も入っている。」

4)株式会社小善本店 小林 祐介 氏 / 松川 菜々美 氏

「創業130年の老舗海苔屋がkintoneでDXをし、なんと工場にモニターを設置し、そこにkintoneの画面を常時表示することで、作業時間短縮だけでなく、リアルタイムで情報共有が可能に。この波を海外拠点にも広げていきたいという展望を掲げている。」

5)株式会社成田デンタル 吉原 大騎 氏

「共感を得る仕組みと人を動かすしかけで、叶えた業務改善。朝活ゲームから始まり、cybozu developer networkをフル活用することで叶えた全社統一DXで、社内カルチャーの変革も叶えた。」

6)司法書士法人NCP 山下 菜摘 氏 / 酒井 裕一 氏

「乱雑で複数あった様々なシステムのせいで、ミスを連発していたことから業務推進企画室の室長に。ゼロスタートだったが、kintoneで業務改善を進めるという熱い思いで、全国行脚の旅に。楽に、楽しくkintoneを使えるようにチームメンバーと協力し、今ではkintoneが当たり前の社内に。」

7)東京電力エナジーパートナー株式会社 / 久保 佑太 氏

「kintone導入前はアカウント数2人から始まったが、1年かけて500人にユーザー数を広げ、DXが推進される企業形態を目指している。現在では年間3万時間もの作業時間削減だけでなく、他チームへ自主的に発信することで、社内にkintoneを広めている。」

個人的な所感ですが、昨年は「ペーパーレス」が大きなキーワードのように感じていましたが、今年は「ペーパーレス」などのワードはほとんど出てきませんでした。

今年の登壇者の方々の共通点としては、以下の通りです。

  • 現場への浸透のさせ方とその考え方
  • DX推進の重要性と効果

以上、上記を元にレポートを行っていきます。

(Figure 2: 登壇者の皆様)
 

現場への浸透のさせ方とその考え方

社会人2年目になり、まだまだ全てを理解しているわけではありませんが、去年に比べると社会そのものに対する知識や理解が深まってきていると感じています。

そのためDXを推進する側と、現場のギャップには薄々気づいていました。

今回のkintone hiveではそこにフォーカスが当てられていたように感じました。

  • 事ある毎に「kintoneいいぞ〜」と言う
  • 思い切ってkintoneに切り替える
  • kintoneでアプリを作成してもらう
  • 現場に行って直接レクチャー (FIgure 3)
  • 成長過程を楽しんでもらえる仕掛けを作る

どうしても現場というものは小さな変化でも、大きな変化でも怖いものです。

しかし時代に合わせたり、人に合わせたり、様々なタイミングで変化を受け入れなければいけない時は必ずあります。

いかに「現場に寄り添うよ」「サポート体制があるよ」というアピールをすることが重要かを、改めて考えさせられました。

 (FIgure 3: 司法書士法人NCP様が、実際に現場にレクチャーしに行ったお話の様子。)
 

DX推進の重要性と効果

時代とともに様々なサービスや業種が生まれている世の中で、昔は当たり前だった働き方や企業の仕組みが、現代にもマッチするとは限りません。

そのため近年ではDX(デジタル技術を駆使し、ビジネスモデルそのものを改革させること)を推進することで、より働きやすい仕組みを作ることが働く上での利便性にもつながると考えています。

今回のkintone hive 2024 tokyoでもどれほどDXを推進することが重要であり、どれだけの効果があったのかを発表に組み込んでいる方々が多くみられました。

kintoneを選択し、使用することで実際にどのような効果があったのでしょうか。

簡単に登壇者による効果をまとめてみました。

  • ペーパーやExcel中心で、データの所在が不明だったが、情報の一元化ができた。
  • スマートフォンでも見れるため、どこにいても情報を確認できるようになった。
  • 使いやすさを追求できるため、システムに慣れてもらえるのが早かった
  • リアルタイムで情報共有ができるようになり、情報伝達の遅れがなくなった。
  • 会議資料作成にかける時間が大幅に短縮できた。
  • 入力が簡単になり、活動報告書の作成がスムーズになった。(Figure 4)
  • 「レコードを作成する」という共通言語と文化ができた

上記のように、DXを推進することで気付きづらかった業務のムダや、当たり前になっていた仕組み上の難点に気づくことができただけでなく、それらを解決することができていると感じました。

(Figure 4: 株式会社成田デンタル様が、効果を生むために意識したことのお話の様子。)

 

まとめ

今回は入社してすぐに携わらせていただきました、司法書士法人NCP様が登壇するということで応援メインで伺わせていただきましたが、今年のkintone hive 2024 tokyoでも、kintoneを導入することで得られる効果や、DXを推進する立場と現場とのギャップの埋め方など、数多くのことに気づかせていただきました。

少しばかり目線は変化したかもしれませんが、昨年に引き続き、実際に拝見しに行ける機会をいただけたこと、大変嬉しく思います。

最後になりましたが、司法書士法人NCP様、発表の舞台で弊社の名前を出してくださったこと、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。また同時に非常に感慨深かったです。(Figure 5)

今回のレポートは以上で締めさせていただきます。

拙筆ではございましたが、ご覧いただきありがとうございました。

(Figure 5: 司法書士法人NCP様、弊社の名前を掲載してくださりありがとうございます!)
 

オフショット

今回、携わらせていただきました司法書士法人NCP様の登壇の応援として伺わせていただき、業務推進企画室の皆様が手作りの応援うちわを持参してくださりました!(なんと弊社、和田と私の分まで…!ありがたいです…!!)

登壇直後の山下様と酒井様、そして手作りの応援うちわと共に撮らせていただきましたので、オフショットとしてこちらに載せさせてください!(自慢させてください!!)

※掲載許可はいただいております。

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Miu
雪山籠りからSIチームの新卒エンジニアへ