公開日:2023-07-11
SIチームに所属している美雨です。新卒で入社し3ヶ月が経ち、社員のみなさんに助けていただきながら日々一所懸命頑張っています! 実は…私は入社するまで「kintone」というものを知らず、触れたこともありませんでしたし、プログラミングも少ししか知らないレベルの人間でした。 初めてkintoneというものを目にしたのは、YouTubeのCMでした。しかしご縁がありR3に入社させていただき、少しずつですがkintoneのことがわかってきた気がします。 そんな私が、今回は2023年7月6日にZeppDiverCityにて開催されましたkintone hive tokyo 2023 のリアル会場にお邪魔してきたので、レポートさせていただきます!
会場の様子
今回のkintone hive会場はお台場にあります、ZeppDiverCityというライブ会場にて催されました。司会進行を務めてくださったサイボウズ株式会社の本林明子さん(以下本林さん)によると、昨年(2022年)までは新型コロナウイルスの影響もあり、リアル会場とオンライン配信の両方を行っていたそうなのですが、今年はリアル会場のみでの開催になったそうです。 また今回は1,000名もの参加者が会場にいらっしゃり、2階席まで満員だと本林さんが仰っていました。 個人的な所感としてですが、私自身ZeppDiverCityに伺ったのも初めてであり
- 会場の広さ
- 人の多さ
- DJによるミュージック
- カラフルな照明とkintoneオリジナルペンライトによるコントラスト
等 の全ての景色に圧倒されました。(Figure 1)
事例発表の共通点
kintone hive tokyo 2023では、7名もの登壇者による事例発表が行われました。登壇者様の情報は以下の通りです。
1.社会福祉法人八越会 ちどり保育園 園長先生 吉岡 敦志 氏 「紙とExcelベースの保育園業務の改革。園長だけでなく、保護者・保育士・そして園長自身の協力プレーで改革を実施。」
2.株式会社エクソル 田中 幹也 氏 「元々かまぼこの営業をしており、情シスへ転身された過去を持つ。現場に寄り添うことを意識し、プラグインをフル活用することで社内のExcelをkintone化。」
3.弁護士法人 宇都宮東法律事務所 伊藤 一星 氏 「一匹狼が多く、また紙ばかりを使用している法律業界に対し、全ての所員が最大限能力を生かせる職場を作りたいという思いからデジタル化を実現し、ペーパーレス化とチームワークを実現。」
4.株式会社モリビ 植田 剛士 氏 「僧侶と会社員の二足の草鞋で社内のペーパーレス化を目指し、kintoneを導入。その後38メートル分の紙削減だけでなく、働き方改革まで実現。」
5.埼玉県鶴ヶ島市役所 中嶋 英行 氏 「介護保険に関わる様々な立場のユーザーを考え、みやすく使いやすい設計を徹底し、年間400時間の工数削減を実現。」
6.株式会社プロダクション・エース 鹿野内 春奈 氏 「kintoneをいかに社内に浸透させるかを悩んだ際に、kintoneのコミュニティに参加をし、関係者の意識改革・活用浸透を実現。」
7.株式会社ZOZO 三品 秀樹 氏 「新サービスの開発を3ヶ月で完了し、アパレルサンプルの作成期間0日を実現、業務負荷50%軽減などの偉業を超高速で改善。」
個人的に2つほど共通点を見つけましたのでシェアさせていただきます。大まかな共通点としては以下の通りです。
- ペーパーレスへの変化
- 業務改善は拡散させるもの
以上、上記を元にレポートを行っていきます。
ペーパーレスへの変化
私は社会経験が乏しいため、どのような企業がデジタル化が進んでいて、どのような企業がペーパーベースで業務を行っているか詳しく知り得ませんでしたが、個人的にはSNSなどのテクノロジーが普及してきた今、多くの企業にてデジタル化というものが進んでいたと考えていました。しかし予想に反し、どの企業も「ペーパーレス」という言葉を再三再四していたように感じます。 事実保育園では社内業務だけでなく保護者の方々との書面での情報共有が多かったと吉岡さんが仰っていました。(Figure 2)また弁護士法人の伊藤さんも、法律業界ではペーパーベースで受電メモから実際の案件を進めていく過程だけでなく、社内業務においてもペーパーベースだったと仰っていました。 しかし登壇者の皆様が実現させたペーパーレス化がなぜこんなにも重要視されているのでしょうか?ペーパーベースで業務を進めると以下のようなデメリットが挙げられます。
- 重複した情報の確認が難しい
- 情報に漏れがあるか確認するために多重チェックを行いがち(他業務へ負担がかかる)
- 情報共有が容易ではない
- 紙にかかる経費が意外と多い
ペーパーベースで業務を行ってしまうと、前述したように多くの労力や経費を注ぎ込むため、結果業務に対しての負担が増えてしまうと考えられます。そのため成功例として株式会社モリビの植田さんは実際にkintoneに業務を移行し、できる限りペーパーレスを目指したところ、1年間で38メートルにもなる42万枚の紙を削減し、28万円もの紙に対するお金を削減したとのことです。このようにkintoneを使用することで、ペーパーレス化を実現し、社員の方々の負担を減らすだけでなく、会社の無駄なお金を削ることもできます。
業務改善は拡散させるもの
今回の事例発表を聞くことで重要だと感じた部分として「業務改善の広げ方」がキーポイントとなってくると感じました。もちろん業務改善を行うと決めてから動き始めるまでは主に業務改善の担当者(主に事例発表で登壇してくださった方々など)がキーパーソンとはなりますが、業務というのは企業内の業務を担う社員の皆様も必然的に関わることになります。 そのためいかにスムーズに業務改善を行い、且つ業務改善のメリットを発信することが大事だと考えました。 実際に埼玉県鶴ヶ島市役所の中嶋さんや株式会社プロダクション・エースの鹿野内さんは「kintoneでできること」や「kintoneの魅力」を業務を担当する社員さん方に伝えることを意識したことで、「業務改善=面倒なこと」という印象をプラスの印象に変化させることができていたように感じます。 業務改善というものは担当者1人で行うものではなく、企業全体を良くするために行うことなので、業務改善の魅力をきちんと発信することで、kintoneを利用した以前の業務方法よりもよりベターな業務方法に変化させることができ、結果業績や業務負担削減に直結すると考えます。(Figure 3)
まとめ
入社して以降、様々なプロジェクトに参加させていただき勉強の日々を過ごしていますが、今回kintone hive tokyo 2023を拝見しに伺うというミッションをいただけたおかげで、実際に取引先などのお客様方がどのような思いでkintoneを導入しようとしているのか、kintoneを導入することで望んでいる未来など改めて考えることができました。 また「業務を理解することの重要さ」も再認識することができました。 kintone hive tokyo 2023に参加させていただく機会を下さったことに感謝しつつ、以上でレポートを締めさせていただきます。 非常に拙い文章だったと存じますが、ご精読ありがとうございました!
投稿者プロフィール
- 雪山籠りからSIチームの新卒エンジニアへ
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