公開日:2019-06-05
kintone hive 初開催松山!そして弊社沖のお膝元!いよいよ今年のkintone hiveも今日の松山と6月20日の東京を残すのみです!
これまでのレポートはこちらからどうぞ!
kintone hive 2019 仙台リアルタイムレポート
_kintone hive 2019 仙台をできるだけリアルタイムでレポートします_blog.r3it.com
会場はサイボウズ松山オフィスです!
これが松山オフィス(ではないです)
オープニングトーク
- オープニングトークは伊藤さんから!複業でテレビレポーターもされているそうで、プロです。
- 出演されている番組は、あいテレビ「よるマチ!」だそうです!
- ユーザー同士でつながり、シェアしよう!
- kintone hiveは、kintoneユーザーが主役!
- 改善の成功のコツをリアルに聞ける!
- 「#kintonehive」でSNSに投稿を!
kintone hive 松山への意気込み
- kintoneという1製品でこれだけの人があつまって熱量の高いイベントをやっと4年越しで松山で開催できた。中四国で初開催!
- CybozuDaysでのkintone AWARDの予選会にもなっている、過去のグランプリは地方ばかりなので、中四国からグランプリを出したい!
サイボウズイズム
- Fast & Easy + Entertain
- kintone はこのサイボウズイズムから生まれた製品
- 初心者から上級者まで利用できるカスタマイズ性
- 生まれたアプリは75万、1日1671個生まれている
ケーオー商事株式会社 代表取締役 片山 昭 氏
- kintone最高齢と思ってたら会場に年上の人がいた!(片山さんは62歳)
- kintone Associateの資格を取った(老化防止に役立っている)
- サイボウズのパートナーもやっている
- ケーオー商事は今治の会社
- 今治!受刑者脱走などで有名(笑)
- いいところもたくさんある
これまでのケーオー商事
- かつてのOAブーム
- ワープロ、FAX、デジタルコピーそこからいろいろ
- 技術革新のおかげて画期的な商品が多かったので商品を紹介するだけで販売できてた
- OAブームが去ると、商品の紹介だけでは売れなくなった
- そうなるとコスト削減ということで、価格競争するしかなくなった
- そのために、量を増やさないといけないなって、営業リストなどを管理しだした
- 2009年に社長に就任
- 競争激化、ICTの普及、利益の低下等でリスト管理から顧客管理に変えたくなった
- アクセスでトライしたが、文系なのですぐに挫折
- そこでSFA(Sales Force Automation)という言葉を知った
- 営業活動を記録・報告・分析、案件の進捗を把握
- なので、これからはSFAだ!となって、導入したくなったが、当時あったものは結構高くで自分たちの事業規模では入れられなかった
- 当時の愛媛で相談できる先もなかったので、あきらめかけてきた
kintoneとの出会い
- そんなときに、kintoneの発売のニュースを見た
- 30日お試しがあったので、営業日報を作ってみた
- これなら行けそうとなって、SFAの導入を諦めて、kintoneを導入!
- 顧客DB、営業日報、案件、売上明細、得意先マスタ、受注票、CTIと連動
kintoneアプリ
- 項目が多いのでタブプラグインでタブ化している
- たくさんの項目を関連レコード等を駆使して1つのアプリの中で見られるようにしている
- CTIとの連動では、お客様から電話があるすぐに名前がわかり、ボタンを押すと、kintoneの該当顧客の画面がポップアップしてくる
- CTIでオペレーションが劇的に改善した
- トナーの受注のとき、「うちのコピー機のトナー持ってきて」って言われる
- 今までは、エクセルのリストでそのお客さんの機種を調べて、メーカーのホームページで必要なトナーの品番を調べて・・・とやっていた
- そうやっても、実は1ヶ月前に営業が新しい機種に変えていたとかもあった
- 今は、CTIですぐに表示されるので、機器情報がすぐに見られるので、3ステップで確認できるようになった
導入時の苦労
- 最初1年は営業日報だけ。その頃はルックアップも関連レコードもなかった
- 1年後の案件アプリを作成、ここで営業日報と案件をひもつけるように
- その次の年に、受注票と他社情報、その後、顧客DB
- そして、他システムとkintoneを連携(PCAの商魂)
- 更に、CTIと顧客DBを連携
アプリの実際
- 日報と案件が連携すると、商談の合計件数だけでなく、案件の数や案件ごとの商談回数も明確になる
- これがリアルタイムにわかるので、月半ばでも担当営業にアドバイスができるようになった
- 受注票アプリは、受注明細以外にリース情報や機器番号等の情報も入れるようにして、販売した機器のデータベースとして利用
- リース管理表や使用機器リストなど各種リストの作成が不要になった
- 導入後4年経過した受注票はPRリストになる(経過年数で絞りこんでっ使っている)
- リマインダ機能を活用して、更新の通知や提案タイミングをリマインドしたりしている
- 販売管理システムと連携することで、商品群ごとに前期と今期の売上を見られるようになった
- SFAを諦めてkintoneを入れたが、結果として SFAになってきた
- 徐々に育てていけたことがよかった
- 導入後は売上が右肩上がり、その前は赤になりそうなこともあった
- kintone を導入して一番よかったのは、業務改善をする習慣がついたこと
今後
- アットホームな会社ではあるが、ちょっとブラックなところがあったので、今はkintoneで働き方改革にトライしている
株式会社ときわ システム部 山口 芳晴 氏
- 徳島県出身、阿波踊りは踊れない
- 娘に出張でkintone hiveってのに行ってくるって言ったら「あ、そう」って言われた
- ブライダル関連事業
- 従業員126名、うち女性が80以上
- ママさんも30人くらいいるので社内に保育施設を作った
- 働き方改革に積極的
- 完全フレックス制度を行っている(コアタイムなし)
- 結婚する人が減っているのでピンチではあるが、アグレッシブにい攻めることでピンチをチャンスにしようとしている会社
問題
- 古いシステム
- いつ止まるか不安
- オンプレミス
- システム・部署間の連携がうまく図れていない
- 柔軟なツールの提供ができない
- どんどん事業を拡大しようという会社に対して、システムで社員をつなぐことができなかった
システムレプレース
- 2015年に顧客管理システムのリプレース
- Notes5 2002年のバージョン、15年間 Windows Server 2003で動いてた
- サイボウズのNotesマイグレーションセミナーでkintoneを知ってkintoneの導入を決めた
- お客様カルテ50000件をクラウドサービスへ移行
- 15年間の愛着、画面の再現等を目指した
- NotesのデータをDataSpiderで変換しながらkintoneに投入した
- 並行運用はしんどいと判断したので、アプリ単位で移行1日、3日後にはNotes止めてkintoneで運用をした
- 切り替えた日は、電話が鳴りまくったが、できるだけ似た画面にしたのでなんとか導入できた
- 来店予約は店舗のリストを選ぶと、予約のリストが出ていたが、kintoneのカテゴリを使うことで似たようなUIを実現できた
- リマインダー機能を活用して期限を入れておくことで、前日の10時にリマインドして忘れないようにした
- 入力項目や配列もノーツライクにした
- 項目が多いのでタブも入れている
- そのうち、kintoneのコメント機能が活用されるようになってきた
- ログイン画面もその年のブランドイメージを背景にして愛着が湧くようにしている
工夫したところ3つ
- 結婚報告書、担当プランナーが結婚式の結果・感想を書くアプリ
- なかなか書かれなくなったので辞めようか?となったが、現場に 話をしたらやめたくないと言われたので、わかりやすくするために、写真を添付できるようにしたり、いいねプラグインでいいねをつけられるようにすることで、臨場感や双方向のやりとりができるようにすることで入力されるようになった
- 通知機能が、目標を達成するための意識を維持するきっかけになっている
- 成約の通知のスクショがグループLINEで回されて褒め合ったりなど、チーム内のコミュニケーションを高めてくれている
- フォームブリッジも活用して予約申込みもkintoneに入るようにしている
- イベントの参加者やkintoneに蓄積されることで、顧客の属性に応じてプロモーションできるようになったので、顧客の育成ができるようになってきた
現在と今後
- 様々な部署で必要なアプリを構築し、社内ビジネスの変化に対応できている
- 今は社内からしかつながらないようにしているが、社外からもでセキュアにアクセスできるようにしてどこでも働けるようにしていきたい
医療法人ゆうの森 事務局 業務サポート室 課長 前島 啓二 氏
- 言語学出身、エンジニアではない
- 証券営業3年やってからゆうの森へ
- kintone を使って5年
- 日々kintoneと向き合っている
- 松山市、西予市でやっている
- 在宅医療、地域医療、在宅医療の普及・発展をやっている医療法人
- 24時間対応の医療サービス
- 住み慣れた地域で安心して暮らしていけるように活動している
- 「楽なようにやりたいように後悔しないように」を理念としている
kintoneの導入
- データが属人化していた
- 電子カルテは元々あったが、電子カルテですべての業務ができるわけではない
- アクセスやFileMakerや、各々が作ったエクセルなどが散在していた
kintoneの使い方
- それをkintoneに集約することからスタート
- エクセルでなにかしたいときはkintoneからCSVで出して使うというルールに
- 情報が共有できるようになったことで、当番制がスムーズに運営できるようになった
- 毎日担当が変わっても情報が共有できているので問題ない
- それによって南予で24時間対応ができるようになった
- 営業活動の強化ができた
- 紹介してくれた患者さんや患者さんの近況報告、セミナー参加名簿などを管理することで、地域のケアマネージャーさん等に営業活動をできるようにした
- 情報がわかるようになったことで、営業の得意不得意に関係なく、誰でも営業ができるようになった
- これによって2017 年2018年は一気に患者数が増えた
- 外注先とのデータ共有もkintoneでやっている
- これによって外注先との電話やFAXがなくなった
- 誰がどう発注したかなどがわかるようになったので、情報が透明化され、公明正大に対応できるようになった
すべてがうまくいったわけじゃない
- 最初導入したときの感動は1〜2年で消えてくる
- そのうち、知らないエクセルが出てくる
- 知らないアプリも増えて通知が多すぎて見てくれなくなる
- kintone hive等でキラキラした他社の事例をみて、うちのキントーンは本当にこれでいいのか?って思えてきた
- 少し距離をおいて、kintoneを触らない時期などもあった
- ある日、ベテラン介護員さん、夜勤専従で他部署と話す機会が少ない
- kintoneで現場改善アイデアを投稿してくれた、それに理事長が「いいね」した、そのことをその人がすごく喜んでくれてモチベーションがあがったというのを聞いた
- それでハっとした
- 今までは、データをつなぐことを目的にしていたが、データでなくて心をつないでいることに気づいた
- 南予の豪雨被害を松山のメンバーが気遣う、各自のがんばりを褒める等コメント欄にそういうのがいっぱいあった。その凄さに気づいてなかった
- なんで、コメント欄があったりいいねがあったりするのかに気付かされた
- みんな方がkintoneを活用できていることに気づいた
- kintoneだからこそつながる、部署・職種・時間
- アナログでしかできないコミュニケーションもあるけど、kintoneでしかできないコミュニケーションもある
- これがわかったことで、うちのkintoneも役に立ってるなという思いが持てた
- それからは通知を減らすための改善などに取り組んでいる
まとめ
- 他のユーザーさんは自分が到底思いつかないようなアイデアがある、それに触れるのが大事
- それをすぐに真似して取り入れられるのがkintoneのよいところ
- 一番大事なのは、kintoneを信じること、仲間を信じること
- すぐに結果は出ないかもしれないけど、信じてやってみることが大事
- 四国のkintone活用を盛り上げていきたい!!!
有限会社ゆうぼく 代表取締役 岡崎 晋也 氏
- 毎年刺激を求めて海外旅行にいくようにしている
- 6次産業(1次、2次、3次を組み合わせた産業)
- 6次産業にkintoneを組み合わせるとどうなるのか?
- 牧場、加工、販売、飲食をやっている
- ユニークから感動を作り、貢献し、ゆたかになる
- 本社はログハウス
抱えていた問題
- 1つ1つの事業が異分野すぎて情報の互換性が低い
- 経営管理が煩雑、お互いの理解が難しい
- 物理的距離があると更に無関心になりやすい
- その結果情報の流れが遅くなる
kintoneとの出会い
- 2013年のセミナーでkintoneを知る
- 小さい会社には費用対効果が合わないと思った
- サイボウズLiveを社内情報共有ツールとして導入
- ボウズマンと行くに出演した頃にLiveの終了を知り、kintoneを導入してみた
- 使われないシステムは機能豊富でも意味がない
- Step.1 紙やメールベースだった既存の作業をkintoneに置き換える
- 拒絶反応がつきものなのでいかに日常のインフラに落とし込むか
- Step.2 kintoneへの抵抗がなくなってきたら、新たな業務アプリを導入
アプリの導入
- 紙の日報すごく細かく書いてあったが自分は見ていなかった(現場においてあるから)
- アプリにすると毎日情報が流れ込んでくる
- 全現場の状況が手に取るようにわかる
- 課題把握が容易になった
- 経営管理が煩雑という問題がこれで解消された
- 最初は、アプリの細かい権限を設定して見える情報を制限していた
- ある日、情報の流れが悪い事が問題だったはずなのに、制限するのはおかしいと思った
- 夜中の2時に直感を信じて、全部開放した!
- 次の日に、気がついたら各部門のデータがグラフ化されていた
- 人の書いた日報、月報を気になるからこっそり見合う
- 見えるから部門間にライバル意識が芽生える(いい意味で)
- 月報の提出率が上がった(誰が出したかわかるから)
- 報告書の質があがった(他の人のものをカンニングするから)
- 極めつけはスタッフが何気なく放った一言「〇〇点は客単価羨ましい、うちは客数2倍だけど」「〇〇の牛、結構数いますね」「〇〇というお客様からの意見あったみたいですね」
- 部門をまたいで、情報が流通してきた
- これで、情報の流れが悪いという問題が解消された
- 牧場で記録するデータ
- 導入の記録、飼育期間の記録、販売の記録、死亡の記録
- 個体管理番号、いくらで導入したか、どういう薬を使ったか、いくらで売れたか、枝肉の写真も
- kintoneにしたことによって、1頭1頭、販売したタイミングで利益がわかる
- ストレスが少ない牛が良い肉になる
- 高収益の牧場は牛のストレスが少ない
- 1頭1頭の収益=1頭1頭の幸福度パラメーター
- 命を扱う仕事なので、これが大切
- 死亡の記録も取る、スマホに「牛が死亡しました」と通知が来る
- すごく凹むけど、問題が起きた瞬間に把握できることが大切
- これが危機感につながり、改善が生まれる
- これらの情報を1つのアプリで管理している
- 1頭1頭と向き合う仕組みが構築できた
その結果
- これができることで、地域レベルの改善活動ができるようになった
- 事故死がお多いお、推定要因をkintone に追加
- データを分析してある要因を特定した
- それを獣医さんに相談したら、うちの牧場だけの問題ではなかった
- 農協に相談して地域の牧場農家を集めた勉強会を自死
- 販売実績も低収益だった、推定要因の対策実施、データを分析して効果を測定、数値化したからこそわかるようになった
- 今、この瞬間にいる牛の頭数がすぐにわかる、2年後までの出荷計画が一目でわかるようになった(牛は2年育てないといけない)
- スタッフが、インスタに肉の写真を投稿した、写真に個体識別番号をつけて写真を投稿している
- これは、kintoneに写真と個体識別番号があるからこそできたこと
- 情報を開放しているおかげで、広報部門が勝手にやっていた(いいこと)
今後
- 現場入力I/Fの強化
- プラグインの検討
- データ分析の加速
kintone hack
アールスリーインスティテュート 沖 安隆 氏
- 四捨五入など、やりたいとよく言われる
- kintoneの自動計算だけでも工夫すればできる
- 桁丸めがあるので、その動きを逆手にとってできる
- 年齢計算(何歳何ヶ月)まで出したい
- これも、標準機能で工夫すればできる
- 元号表示もしたい
- プロセス管理だけは、値の比較ができる
- ステータス名を元号にすれば、元号表示できる
- 各種設定でできるけど、実はJavaScriptでやったほうが10倍早い
- 元号変換もブラウザが対応すれば1行でできる
- でも、JavaScriptの勉強したくないですよね?
- gusuku Customineでやると100倍早い
- 今説明したのは全部選ぶだけでできる
- 自転車では移動時間かかるときに、バイクや 車を使えば早い
- 目的に合わせてヒト・モノ・カネをうまく配分するのがhack
東京コンピュータサービス株式会社 高松支店 拠点責任者 岡崎 拓也 氏
- 全国43拠点ある、転勤なし、地元密着
- ブックオフウィズさんの事例(ブックオフのフランチャイズ)
- 洋酒オフというお酒の買い取りサービスの査定をkintoneで支援している
- ログインすると全画面で独自の画面が出るようにしている
- 最低限必要なステップで最低限の項目を入れると査定価格が出る
- ITリテラシーの低い人にはこういう画面のほうがいい
- 受付システムのような一時的なゲストにもいい
- RPAにもいい(kintoneのアップデートの影響を受けにくいから)
株式会社ダンクソフト 高知スマートオフィス チーフディレクター 片岡 幸人 氏
- 高知から登壇
- マルチワーカー、マルチコミュニティ
- 今日はAIで画像認識をkintoneと連携してやる
- kintoneの限界を突破したい
- デモをするので機器が登場
- リモートワーカーの画像から個人を特定しって今の気分を推測!
- カメラで撮った画像をAIサービスを経由して分析して、その結果をkintoneに入れる
- 少しうまく行ってない部分もあったけど、kintoneに結果のデータが!
- kintone側から画像をリアルタイムで取得することもできる(処理に12秒かかる)
- この画像認識には機嫌のデータも入っていて、気分がいいとかがわかる
- 勤怠、作業時間、入退室等、応用範囲はいろいろある
- みんなで、kintoneの活用範囲を広げよう
投稿者プロフィール
-
"gusukuシリーズプロダクトマネージャー
ノーコード(No-Code)の有効性に着目し、kintoneとgusukuシリーズの普及のため全国を飛び回っています。"
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