【どりぃ先生が教えるシリーズ】kintoneのアップデートをわかりやすくご紹介(2020年8月版)

公開日:2020-08-09

はじめに

はじめての方もそうじゃない方もこんにちは。
おはようからおやすみまですべてをみつめるどりぃです。
わたしはkintoneを体系的に学ぶことができるcloud university(以下クラユニ)の講師をしています。

講師プロフィールはこちらをご覧ください。

そこで、講師の目線でkintoneのアップデートをわかりやすくご紹介していきたいと思います。

いまだにブログを書くタイミングによって、テンションや口調が一定にならないのが悩みです。今回は若干テンション高めです。
なぜ?夏休みだから?いやァ今回の俺には夏休みなんて概念はないぜ。
ブログを見てくれたら理由がわかるはずさ!ハハッ!

前回の記事を見たい方はこちら

【どりぃ先生が教えるシリーズ】kintoneのアップデートをわかりやすくご紹介(2020年7月版)

例によってアップデートに関しては、ジョイゾーさんのブログがありますので、わたしのは補足的に見て下さい。ネタとして(ネタ?

2020年8月版 アップデート内容

まとめて削除機能

参照関係が設定されているアプリ(アプリパックなど)をまとめて削除する機能を追加

もうね。個人的には今回のアップデートでこれがイチオシです。
まじでこのことを書いたらたぶん力尽きて他のことを書く気力が湧きません。
というか、長年なぜ実装されなかったのか。

みなさんもよく見かけられたことがあるかと思います。
例えばkintoneアプリストアから追加が可能なこの営業支援パック。

弊社ではCustomineのデモ等でこのアプリパックを頻繁に利用します。
で、この中のアプリを削除して新しく追加し直そうとするとですよ。
ひどい時はルックアップや関連レコードの関係でエラーが出まくるわけです。
もうまじで何回発狂したい衝動に駆られたかわかりません。

こうなると、アプリひとつひとつの連携を解除していく必要があるのですが、ルックアップや関連レコードを逐一削除、つどアプリ更新とかまじでめんどくさいの極みです。
アプリテンプレート作成時はさぁ、連携されてるアプリは自動的にテンプレートに追加されるのによ?なんで削除が一括でできひんねんって話よ。

そんな感じでずっと悶々してました。
(おそらくサービス提供しているCyさんの立場としては、ヒューマンエラーなどオペミスによって簡単に削除ができる仕様にはしたくなかったんじゃないかなと勝手に思ってますが…レコードの一括削除もデフォルトではできないですからね)

で、これが今回のアップデートで一括削除ができるようになりました!
もうね、感無量ですよ。

「手動で参照を解除」を選択するとどうなるか

ではここで、ダイアログにある 「手動で参照を解除」 ボタンをクリックするとどうなるか?

なんだよこれーーUX向上してるじゃんかよおおおおおおお。
どのフィールドがどう連携されているかまでちゃんとダイアログ出してくれるとか神!
(ちなみに既存の仕様だと目視でしか確認できなかった。なので削除し忘れてエラーでまくる→フラストレーションが溜まる…以下ループ)

ありがとう。まじCyさんありがとう。
これで作業効率大幅アップ…!

一括で削除できるようになったのは、きっと2020年5月版のアップデートで削除したアプリ・スペースの復旧機能が実装されたからなんでしょうね。

レコード一覧・グラフ

レコードを日付で絞り込む条件に「来月」や「来週」などを指定可能に

レコード一覧やグラフの設定で、日付で絞り込む際に「来年/来月/来週/明日/昨年/昨日」を指定できるようになりました。

絞り込み条件(従来)

絞り込み条件(2020年8月版)

契約更新対象を絞り込んだり、次月/次年度の売上見込を確認したり、いろいろなシーンで活用できそうですね。

アプリ設定

各設定内のレコードの条件に「翌月」や「翌週」などを指定可能に

プロセス管理のアクションの実行条件や、レコードの条件通知などのアプリ設定でもレコード一覧・グラフ同様、「翌年/翌月/翌週/翌日/前年/前日」を指定して絞り込みが可能になっています。

アプリ設定(計算式)

フィールドコードを変更すると、計算式の設定にも自動反映されるように

従来、計算式フィールドの計算式内にあるフィールドのフィールドコードを変更した場合、計算式フィールドのフィールドコードも同時に変更する必要がありました。
しかし今回のアップデートで、フィールドコードを変更すると、計算式内で使用されているフィールドコードも、自動的に変更が適用されるようになりました。

これまでのように手動で変更する必要がなくなったので、変更漏れがなくなりますね!

アプリ管理

ダウンロードしたアプリ一覧のCSVファイルに作成者のログイン名などの情報を追加

2020年7月版のアップデートで追加されたアプリ一覧をCSVファイル形式でダウンロードできる機能が、さらに強化された形になります。
アプリの一覧のCSVファイルをダウンロードした際に含まれる情報が追加され、アプリの整理などの作業がより行いやすくなりました。

2020年8月版アップデートで追加された情報

  • アプリURL
  • アプリ設定URL
  • 作成者(ログイン名)
  • 設定の最終更新者
  • 設定の最終更新者(ログイン名)
  • 設定の最終更新日時

おわりに

今回のアップデートは、きっと狂喜乱舞した方も多かったのではないでしょうか?
もうね、アプリパック一括削除できるようになったことが一番嬉しいです(アプリパックに限った話じゃないけど)
それ以外にも、細かくて伝わりづらいけど、地味に便利なアップデートが多かったイメージですね!(画面で直接見てもらうほうが伝わる系)
今週から夏休みに突入されている方も多いかと思います。
コロナの影響で遠出ができず、例年のように堪能しきれないという方も多いかもしれませんが、そんな中でも何か楽しみを見つけて楽しく過ごせたらいいですね♪

投稿者プロフィール

どりぃ
どりぃ
gusuku Ashibinaa OSAKA コミュニティアドボケイト(管理人)やってます。
実は?マーケティンググループ マネージャーでもあります。