公開日:2019-11-07
運営している「kintone Café 広島」の開催報告です。
今回は、「kintoneカスタマイズを考える!」というテーマで、
運営2人のトークセッションと、グループディスカッションという
2段構成での実施でした。
また、11/7のCybozu Days 2019「kintone Café in Cybozu Days」セッションの実験的に、sli.doを使ったアンケートをとり、そこからグループで話をするテーマをチョイスするという事をしてみました。
参加者は20名弱。
広島市での開催としては珍しく?ベンダーというよりはユーザが多く、テーマもあってか
皆さん「kintone」を何かしらの形で使われており、コーディング知識/スキルの有無や、会社での立ち位置など含め、非常にバランスの良い参加者層だったかなと思います。
最初に私が、「kintoneをカスタマイズしよう」とする際に、考えたほうが良いと思うポイントについてお話しました。
次に安藤さんが、sli.doへの投稿状況を確認しながら、「カスタマイズの前に標準機能で出来ること(その限界)」について軽く解説と、「カスタマイズしたらどんな事ができるのかの実例」やメインの「freee連携」に関してお話をされました。
その後休憩を挟み、過去14回の開催で実はやったことが無かった、グループディスカッションに移ります。
sli.doの投稿から、運営がテーマを選び、それについて4–5人の4グループに分かれ、それぞれのグループでディスカッションした内容を代表者が発表するという流れです。
↓代表者の意見交換内容発表では色々な意見が出ました
- テーマ1【スペース、スレッド】
・あまり使ったことがない(使えていない)
・(業務毎など)スペース分けたほうが、アプリが整理しやすい
・ゲストスペースで外部とやりとり
・スペースのスレッドをメールの代わりに
・アプリの順番をなんとかしたい(増えた時に困)
・スペース自体は有用だけど、環境を整える事のほうが重要かも
・メール大好き人間が多い(双方向の利点をどう伝えるか)
・スレッドは、取説とかFAQになってる - テーマ2【JSの勉強方法(どうやって身に着けていけばよい?)】
・デベロッパーネットワークでDLしたプラグインを解凍して中身を見て勉強した
・kintoneだけに集中できる環境があれば良いが、そうでない事が多い
・自前でのJSを勉強/ベンダーに任せる を比較検討しないといけない
・課題感として、(社内の)特定の人に属人化してしまう⇒誰かに振るとハウルの動く城みたいになって返ってくる⇒直して?⇒知らねぇよ!
・(色々話を聞いて)自前で勉強はそもそもしたくないと思った
・本格的な開発は、ベンダーに任せたほうが良いと思う
・ちょっとしたものは、自分で出来たり、理解はあったほうが良い
・開発者ライセンスで色々個人的に勉強するのはアリかと思う
ディスカッション前に実施したトークセッションからの流れもあり、
どのグループでも活発が意見交換が行われていて、広島で初の試み
でしたが「kintone Café」の理念にもマッチしたとても良い共有の時間
になったかなと思います。
懇親会にも多くの方が残って参加いただけました。
不覚にも写真を撮影していなかったのが悔やまれます。
興味深かったというか、個人的な考察をすると、「カスタマイズ」というと、どうしても「どのようにアプリをリッチに使いやすくするか」に目が向きがちですが、そこに辿り着く前に、意外と「要望(需要)」や「課題」が眠っているのでは?という点でした。
多くの参加者が、「社内でのkintone担当者」という性質をもった方だったという事もあってか、「カスタマイズをどうしていくべきか」の悩みはもちろんのこと、「アプリやスペースという、構築した環境への導線をどうするのか(どうしたら[わかりやすくシンプルに]使ってもらえるか)」
という部分での発言が目立った印象です。
盲点というかなんというか、「それはkintone自体の機能改善でなんとかならない?」っていう「kintoneあるある」的な要素ではあるのですが、
未だに実現されていない(不満が多い?)部分なんだなぁと感じ、
また、そこを解決する手段としての、「プラグイン」や「連携サービス」って実はあまり無いのでは?と。。。
私は開発スキルが無いので、実現可能性は意識せずの発言ですが、
そうした部分を今年アップデートされた「ポータルのカスタマイズ」
などで緩和できれば、「これが欲しかった!」となるユーザは
潜在的に多くいらっしゃるんじゃないかなと思ったんです。
Customineで簡単に出来るようになれば良いなぁ。
今月、来月にはCybozuさんの一大イベントである「CYBOZU DAYS 2019」が東京、大阪で開催されます。
「kintone hack」決勝には弊社から2名出場する事もあり、
今回のCaféで感じた事を解決するヒントやインスピレーションを得られる事を期待するとともに、多くの方がご参加され会場でお会いできることを楽しみにしています。
それでは
投稿者プロフィール
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"kintone「かかりつけ医」「伴走者」「よろず屋」 kintoneに関する提案、構築、相談など幅広く色々やっています。
元ユーザという事もあり、お客様に近い距離でのやり取りを主な生業としています。"
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