公開日:2018-12-03
2018年11月30日(金)に、私も運営メンバーとして関わっている「kintone Café 広島 Vol.11 @広島」を開催しました。
今回のテーマは、年末開催であり、地方でなかなかCybozuDays東京のようなイベントに参加できない方にも、その雰囲気を伝えられればという事もあり、「振り返り」としました。
~ 当日のスケジュール ~
18:30
受付・アイスブレイク
19:00〜19:20
業務改善職が他業種の業務改善に挑戦!の振り返り
+ kintone Café Japanで知ったことで現場で使えそうなこと
猪原歯科・リハビリテーション科 前田さん
19:20〜19:40
Cybozu Daysの振り返り
ビットリバー株式会社 安藤さん
19:40〜20:00
kintone誕生から7年の歴史と未来を少々
サイボウズ株式会社 後迫さん
20:00〜20:30
kintoneトーク質疑応答、導入相談
21:00〜
懇親会
年末の忘年会シーズンという事もあってか、参加者は普段より若干少なめ(それでも計11名)でしたが、その分コンパクトな会場で、
より近い距離間で進行出来た感もあり、これはこれで良かったかな
なんて思ったりもしました。
例によって、FBでの配信もしました。
興味がある方(特に中四国方面在住の方)は、
是非フォローして下さいねっ
セッションのトップバッターは
猪原歯科・リハビリテーション科 前田さん
医療情報技師として、勤務先である猪原歯科でkintoneによる業務改善を進めておられる前田さんは、組織の枠を飛び越えて、他業種の業務改善にも挑戦されたとの事(驚
kintoneを利用した対面開発、業務の分析と整理、
改善の優先順位付けや、(今)or(将来的に)やるべき事の判断など、
人が中心となって実施される業務改善については、
一定のやり方やノウハウが、業種の垣根を越えて通用するという
とても良い事例だと感じました。
何より印象的だったのは、取り組みを通して作ったアプリを
「今現在ガンガン使っているか」というと「No」で、
「それは何故か?」というと、「まずすべき事」は
「アプリを使う事ではなく、その前段階のマーケティングや広報だと気付いた」からだという点。
これは、非常に重要な事だと捉えています。
アプリやツールは、あくまで目的を達成する為の手段であり、
それそのものの構築や利用が目的である事は少ないですし、
作れば(勝手に)良くなるというものでも無い。
より良い状態を作る為に、自分たちの業務を見直す、
それを普段の業務をしながら平行してやる、
全力で走りながら深く考え事をするのがいかに難しいか。
キッカケとノウハウ、そこに割く(少し立ち止まる)時間があれば、
そうした本質的な答えに辿り着く事は、意外と出来るものである。
そんな風に、改めて感じる事ができました。
次のセッションは
ビットリバー株式会社 安藤さん
安藤さんらしい、鋭い視点から、
先日幕張メッセで開催されたCybozuDaysのまとめを話して貰いました。
安藤さん的な分析によると、「CybozuDays」という冠にも関わらず、
そのほとんどを「kintone」と「テーマ」や「マネジメント」の要素が占め
いかに「kintone」に力を入れているかが分かる内容だったとの事で
今年のDaysには私は参加出来ていなかった事もあり、
この割合のスライドは個人的にツボでしたw
メインは、「kintone AWARD」と「kintone hack」であると捉え、
他のサービスの展示会にはない、「ユーザー」主体で実施される事、
製品の機能だけに特化したアピールの場ではない事などが、
差別化された本イベントの良さであり、
参加されていない方は、是非Webにまとめられた記事だけでも
見てみる価値があるとアピールされていました。
セッションのトリは
サイボウズ株式会社 後迫さん
白と黒が「歴史」にかかっている、
掴みとして個人的にとても興味を引かれる作りのスライド!
内容はズバリ「振り返り」と「kintoneの未来について」で、
構想段階からだと実は2005年からスタートしていたという、
私が全く知らなかった事や、kintoneがどのように広がりを見せてきたか、
7歳で小学校1年生くらいになったkintoneが今後どのように成長するか
など、参加者より運営メンバー向けに作って頂けた?と思うような内容でとても楽しくお聴きする事が出来ました。
最後に、次回開催で聴いてみたい事を参加者の方にアンケートを取ると
・kintoneの基本的な使い方やハンズオン
・複雑なカスタマイズをするうえでのノウハウ
・開発するにあたって、どのようなレベル感(kintoneのプランやスキル別)であれば、どこまで出来るのかといった比較
・標準プランのみで工夫すればこんな事が出来る
・問題点の抽出のしかたや、結果の見せ方
・いろいろなユーザの課題を聞きたい
といった具体的なものがいくつか出たので、
どのようなテーマにして、誰にどう話をして貰うかなど、
参考にしていこうと思います。
実は次回(間に1回あるかもですが)の開催も決定していますので、
奮ってご参加ください^^
懇親会も含め、この日も楽しく、kintoneについて語り合う事が出来ました。参加者の皆様、ありがとうございました~
投稿者プロフィール
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"kintone「かかりつけ医」「伴走者」「よろず屋」 kintoneに関する提案、構築、相談など幅広く色々やっています。
元ユーザという事もあり、お客様に近い距離でのやり取りを主な生業としています。"
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