cybozu developer networkのコミュニティで回答を得やすい質問方法

公開日:2020-06-25

こんにちは。最近、ウェビナーをやるようになった浅賀です。

cybozu developer network というサイトをご存知でしょうか?
kintoneやGaroonのAPIドキュメントが載っていたり、kintoneの開発者ライセンスを取得できる事から、kintoneのカスタマイズにチャレンジしようと思ったら誰でも必ず見る事になるサイトです。

その中にはコミュニティのページがあり、カスタマイズに関する質問をすると、全国にいる有志のメンバー回答してくれるようになっています。
私も時間がある時には回答させて頂いているのですが、なかなか回答しにくいな…と思う質問もあり、今回は回答者の視点で 回答をもらいやすい質問方法 をまとめてみたいと思います!

あくまで個人の見解ではありますが、このようなポイントに注意すると、恐らく他の回答者の方々も回答しやすいのでは無いかと思っています。

1. 質問は具体的に!

 「正常に動作しません」「エラーが出て困っています」というような質問をされる方は意外と多いものです。
 回答者の想像力を発揮しても限界があるので、何を実現したくて、何に困っているのか を具体的に書きましょう!

 例えば、こんな感じです。
  実現したい事:一覧画面でステータスが未完了のレコードはフィールドの色を赤くしたい
  困っている事:一覧画面を表示すると、○○というエラーメッセージが表示され、色が変わらない

2. エラーに関する情報を記載しよう

 画面に表示されたエラーメッセージや、ブラウザの開発者コンソールに表示される情報は、調査の大きな手がかりになります。
 具体的なエラーメッセージを記載するか、スクリーンショットを添付しましょう。(社外秘の情報はマスクして!!)

 ブラウザの開発者コンソールって何?という方は、以下の記事をご覧下さい。
  kintoneカスタマイズの基本的なデバッグの流れを身につけよう

 こちらに記載されたデバッグ方法を理解しておくと、何か問題が発生した時に、自分で調査を進めていく事ができるようになるので、是非理解しておく事をお薦めします。

3. 作成したコードを貼ろう

・サンプルコードをすぐに求めるのではなく、自分で試したものの解決できなかったプログラムを示すなど回答者が回答しやすい質問にしましょう

 コミュニティのページにも上記の記載がありますが、「サンプルコード下さい」だけの質問は△です。
 エラーが出る状態でも良いので、自分で作ったコードを貼り付けましょう!(自分で試してみるが大事ですね)
 何も無い状態よりも、ベースとなるコードがあると回答がしやすいものです。
 投稿欄にコードをそのまま貼り付け方てしまうと、非常に見づらくなってしまうので、以下をご覧ください。
  ソースコードをインデント付き、行番号付きで投稿するには

これらのポイントを守ると、回答する側も状況が分かりやすくなり、回答しやすくなると思います。
もし、問題が解決できた時は、是非うまく動いたコードを貼って下さい
コミュニティとしての情報が蓄積されていくので、将来、同じ問題にぶつかった人の役に立ちますので(^^)

cybozu developer network コミュニティは善意で成り立っているサイトなので、必ずしも回答がも得られるわけでは無いですし、提供された回答についての動作が保証されているわけでは無い点は理解しておく必要があります。

社内の重要な業務で使われているkintoneでしょうから、どうしても解決したい、動作を保証して欲しいという場合には、弊社のようにkintoneのノウハウを持っているパートナーに依頼する事も検討して頂くのが良いかなと思います。

最後に少し宣伝ですが、アールスリーでは、

  • JavaScriptなんて知らなくてもkintoneをカスタマイズできる gusuku Customine
  • 相談相手がいなくてkintoneの運用に孤独を感じている方の相談窓口 gusuku Boostone

といった、kintoneを使う方にとても便利なサービスを提供していますので、是非こちらもお試し頂ければ!!

投稿者プロフィール

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あさが
kintoneを活用したシステム開発(だけ)をやってます。kintone認定資格5冠。