公開日:2025-01-21
どうも!システム開発グループのかっつんです!
今回は2024年4月1日にリニューアルされたkintone認定アプリデザインスペシャリストに(何とか)合格できましたので、今後受験する方の参考になればいいな、と思い記事を執筆します。
🚀はじめに:ステップアップのきっかけ
kintone認定アソシエイト試験は2024年9月に合格しており、業務でkintoneを触ることも多くなったのでステップアップを目的にアプリデザインスペシャリストを受験しました。
✅ 伝えたいこと:これだけは押さえておこう!
この記事で伝えたいことまとめ
- アソシエイトに受かったら、間髪入れずにアプリデザインスペシャリストを受けよう。
- kintone SIGNPOSTだけじゃなくて、基本機能の理解も超重要だよ。
- 試験の要綱はちゃんと読もうね。
- サンプル問題を軽視したらダメだよ。
はい、上記まとめは私の失敗談の教訓を書いているに他なりません。
それでは、私のアプリデザインスペシャリスト試験体験記はじまりはじまり。
💡 1回目の挑戦:合格ラインに届かず気づいたこと
実は試験には2回目で合格しました。
1回目は公式サイトでラーニングコンテンツとして例示されている「kintone SIGNPOST」及び「パターン実践ガイド」を使って勉強しました。
まず、1週目は読み物として、通勤時間等の隙間時間を活用して、読みました。パターン実践ガイドは横長のコンテンツが多いため、タブレットまたはPCで閲覧しました。
その後、公式サイトに掲載されているサンプル問題を解き、どのような内容が試験に問われるのか、kintone SIGNPOSTやパターン実践ガイドの内容について試験に出題される”勘所”を探りました。
そして、試験直前に試験問題を(勝手に)想像しながら、「この箇所は覚えていないとマズいな」、「この箇所は自分の感覚と合致するところだから、復習は不要」という風に、内容に強弱を付け、3週目以降は、2週目で覚える(知識として脳に染みこませる)と覚悟した箇所のみ読み込みました。
1回目の試験当日、感覚としては、「おぉ!kintone SIGNPOSTとパターン実践ガイド」をやり込んだだけあって、サクサク問題が解けるぞ!これは合格ラインである70%は到達しているのでは?と楽観的に問題を解いていきました。
しかし、不安要素が、、、ルックアップ、関連レコード、アプリアクション、通知設定、プロセス管理、アクセス権限等々、いわゆるアソシエイト試験で出題されるようなkintoneの基本機能の内容について、自信を持って回答できない場面が度々ありました。
そして、試験終了ボタンを押した後に表示された数字
うっそん…試験会場で(非常に小さな声で)思わずつぶやいてしまいました。
🔍 敗因の分析:試験要綱を読み直して分かったこと
何がいけなかったのか。
それは、アプリデザインスペシャリストの試験要綱を見れば、明らかでした。
kintone認定アプリデザインスペシャリスト試験は、2024年4月1日リニューアルしました。
リニューアル後は、kintone SIGNPOSTの内容に依拠した、
kintoneで業務改善を実現するために必要な考え方および機能知識について問われます。
アプリデザインスペシャリスト概要ページ:https://cybozu.co.jp/kintone-certification/level/appdesign-specialist/
「機能知識について問われます。」としっかり書かれています。
リニューアル後は、kintone SIGNPOSTの内容に依拠した
「kintoneで業務改善を実現するために必要な考え方」および「機能知識」について問われます。
はい、脳内お花畑の私は、前段にばかり集中して、後段をおろそかにしておりました。
さらに、、、
「受験対象」の欄には、
⇒ つまり、基本的な機能を知っていて、業務アプリを作れるよね。
⇒ つまり、kintoneでのコミュニケーションの仕方を知っているよね。
⇒ つまり、保守運用のことを考えたうえでアプリやアクセス権の設定ができるよね。
と親切に書いていただいておりました。
つまるところ、「基本機能についてしっかりと理解している」ことを前提とした試験なのです。
(ドヤることでも何でもなく、当たり前に書いてあった…)
🔄 リベンジへの準備:基本機能の復習と実践
そこで、kintoneの基本機能について再度ガッツリ勉強することに。
まずは、アソシエイト試験の練習問題を解き直します。
はい、3ヵ月前に合格しているはずなのに、間違った問題多すぎ君。
ここで、確信して解けなかった問題のkintoneヘルプページを見て、全問間違いの理由も含めて答えられるようにしました。
さらに、1回目に不合格だった原因でもある「試験要綱」をもう一度確認。
そこで、何が問われているのかを再度意識して、kintone ヘルプをチェック。
とはいえ、膨大なヘルプページを網羅的に頭に入れるのは困難。
そこで、私がやってみて、かつ、非常に役に立ったと思ったのは「kintoneの歩き方」の冊子を読むこと!
実業務におけるkintoneの使い方を知ることができるだけでなく、「陥りやすいミス」についても分かりやすくまとめられているので、超オススメです。
その冊子の中で、「あ~ドキュメントだとなんて書いてあったかなぁ。」という内容だけkintoneヘルプページの該当箇所を見るようにしました。
🎯 2回目の試験:緊張感の中での合格への挑戦
そして、挑んだ2度目のチャレンジ。
試験開始20分経過…
あれ、、、サイボウズさん、1回目より難しくないですか!?(あくまで個人的な体感です。)
まずい、文章の内容が焦りで頭に入ってこない。
落ち着け、70%取ったら合格。逆に言うと30%は解けなくても合格。
残り時間5分を残して、40問解き終わる。
「後で見る」にチェックをした問題を何問かだけ見返して、試験終了。
あかん、、、これは体感60%くらいやな、、、
画面上に出た数値は・・・
危うい内容でしたが、何とか合格することができました!
これで不合格だったら、もはや国語力(文章読解力)を鍛えるしかない…と思っていたので、良かったです(泣)
💡 まとめ:これから受験する方へのメッセージ
アプリデザインスペシャリストを受験することで得られる主なメリットを以下にまとめてみました。
アプリデザインスペシャリスト受験で得られるメリット
- kintoneの基本機能を深く理解できる!
- 実務で頻繁に使う機能を学ぶことで、日常業務の効率化に直結します。
- 基本を知ることで、さらに複雑な操作や応用にも対応できるようになります。
- 業務改善の考え方が身に付く!
- kintone SIGNPOSTの内容を通して、単なる機能の習得だけでなく、業務フローの設計や改善アイデアを考える力が養われます。
- kintone SIGNPOSTの内容を通して、単なる機能の習得だけでなく、業務フローの設計や改善アイデアを考える力が養われます。
- 試験勉強が実務の質を高める!
- 試験対策として学んだ知識は、ただの勉強で終わらず、実務の中で直接役立つことが多いです。
- 特にアプリ設計や運用保守に役立つノウハウが増えます。
- 自身のスキルに自信が持てる!
- 試験をクリアすることで、自身のスキルレベルを客観的に確認できます。
- 業務における提案力や信頼度も向上するでしょう。
- 学習プロセスが他の挑戦にも応用できる!
- 効果的な学習方法や時間管理、優先順位のつけ方を学ぶことができ、他の資格試験やプロジェクトにも応用できます。
💻 弊社サービス「キミノマホロ for kintone」はkintone SIGNPOSTに準拠したサービスです!
弊社システム開発グループが提供するサービス「キミノマホロ for kintone」は、kintone SIGNPOSTに準拠してデザインされた業務改善・システム開発サービスです。
そのため、社内やユーザー様とシステムの仕様や運用について検討をする際、自然とkintone SIGNPOSTに沿った検討が行われています。(なお、サービスメニューには対応するkintone SIGNPOSTが掲載されております。)
kintoneのベストプラクティスに沿ったシステム開発に興味のある方は、ぜひ「キミノマホロ for kintone」のサイトを一度ご覧ください。
投稿者プロフィール
-
システム開発グループ所属。
滋賀県の琵琶湖近くに生息しています。
kintone CERTIFIED
┗ アソシエイト
┗ アプリデザインスペシャリスト
┗ カスタマイズスペシャリスト
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