公開日:2018-06-01
はじめまして!アールスリーの新入社員の鈴木と申します。初ブログで緊張しながら書いております。
先日、株式会社三協様開催の「物流のプロから学ぶ倉庫見学会」に参加させていただきましたのでその模様をご報告させていただきます。
参加のきっかけは大阪商工会議所の回覧に入っていた広告でした。業務用システム開発には現場について学ぶことも必要ですよね?いろんな業種の現場を知りたい+使われているシステムについて知りたいと思い、応募させていただきました。
株式会社三協様ご紹介
画像はデザイン部の方に送っていただきました。丁寧なご対応ありがとうございます。
今年創業50周年を迎えられた物流アウトソーシング会社さんです。いち早くEC物流に携わり、自社開発したWMS(倉庫管理システム)や独自の工夫で、物流の複雑化や時期による大きな波にも柔軟に対応されています。通常業務の100倍の出荷数が来ても対応できるそうです(すごい!)。これからkintoneをつかってさらに業務を効率化することも計画されているのだとか…
見学会について
営業部の方のご案内の元、倉庫を拝見させていただきました。もっと物で溢れているかと思いきや、棚も商品も整然と並んでいました。
一つの棚に数種類の商品が置いてあるところもあります。フリーロケーション方式を採用されていて、管理が複雑になる代わりに空きスペースを有効利用して、より多くの商品を置いておけるそうです。
そんな管理の難しさにもかかわらず、ここ数年誤出荷ゼロで在庫差異もほとんど無いのだそうで、その物流品質を実現した工夫をいくつか紹介してくださいました。
例えば、一つの棚に複数の種類の商品を置くときは、間違って取らないように同じ棚に同じ色の商品を置かないとか…単純ですが効果の大きい工夫ですよね。
バーコードの速さ
パートの方に注文書と取ってきた商品を照らし合わせる作業を実演していただきました。
よく見えるようにゆっくり作業していただいたのですが、それでも速い。注文書も商品もバーコードで管理されていて、リーダーでバーコードを読み取るだけで完了してしまいます。
一つの注文書の作業が完了すると心地よい効果音が流れます。この効果音、作業している人が多い場合は他の人の音と間違えないように色んな動物の鳴き声になるそうですよ(森かな?)。面白い工夫ですね。
端末の操作も専用のバーコードを読み取ることで実行でき、バーコードリーダーを持つだけで様々な操作ができます。
ピッキングの時に間違った商品を取ってしまったり、取る個数を間違えたりして元の棚に戻したい場合でも商品のバーコードを読み取るだけで元の棚の位置がすぐにわかり、速やかにお家に帰してあげられます。
販売だけでなく、レンタルもありました(ゴルフクラブなど)。それぞれちゃんといつ、どれくらい使われたなど履歴が残っているそうです。さすがです。
様々な問題をちょっとした工夫で解決されている点が随所に見られ(もちろん複雑な工夫もありました)、非常に勉強になる見学会でした。
私の拙い理解と言葉では伝えきれない学びどころがいっぱいありますので、ご興味ご関心のある方は実際に参加されることをお勧めします。
三協様、貴重なお時間をありがとうございました!
投稿者プロフィール
- kintoneがメインのエンジニアです。空き時間の半分を合気道に使います。
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