公開日:2025-03-10
こんにちは、ゆめぴです!
3月になりましたが、寒い日も多いですね。早く暖かくなってほしい…!
そんな3月のアップデートをチェックしていきます!
システム管理、アプリ設定、コマンドラインツール(cli-kintone)、プラグイン開発の4つのアップデートがありました。
システム管理:アプリの管理を行えるユーザーをシステム管理者が制限できるように
kintoneシステム管理の「アクセス権」の設定で、環境内のアプリの管理を行えるユーザーを制限できるようになりました。システム管理者によって許可されたユーザーのみが、環境内のアプリの設定を行えるようになります。
アプリの管理を行うことを禁止されたユーザーは、個別のアプリ設定の内容によらず、どのアプリの設定も行うことができなくなります。これまでは、個別のアプリで管理者として指定されたユーザーであれば誰でもアプリの管理を行えていたため、システム管理者が統制を効かせながらアプリを管理できるユーザーの数を段階的に増やしていく、といったことができませんでした。
https://kintone.cybozu.co.jp/update/main/2025-03.html#point1
アップデート以前は、各アプリごとに管理者を設定でき、管理者として設定されたユーザーは、そのアプリの設定を自由に変更できました。
しかし、全体で見たときに誰がどのアプリを管理しているのかがわかりにくく、システム管理者の意図しないユーザーがアプリを管理できてしまう状態になる可能性がありました。
今回のアップデートによって、システム管理のアクセス権の設定でアプリを管理できるユーザーを、システム管理者が制限できるようになりました!
こちらの設定で許可されたユーザーのみがアプリの設定を変更できます。許可されていないユーザーは、アプリごとの管理者の設定に関係なくすべてのアプリの管理ができないということになります。

これにより、システム管理者がアプリ管理できるユーザーを段階的に増やすことが可能になります。許可されていないユーザーによる意図しない設定変更を防ぐことで、誤設定やセキュリティリスクの軽減につながるのではないでしょうか(^^)
アプリ設定:「レコードのアクセス権」の設定が保存できない場合に、画面上部にもエラーが表示されるように
アプリ設定の「レコードのアクセス権」画面で、設定にエラーがあり保存できない場合に、画面上部にエラーメッセージが表示されるようになりました。
従来はエラー箇所付近にのみエラーメッセージが表示されていましたが、これに加えて画面上部にもエラーが表示されることで、スクロール操作をしなくてもエラーの発生に気づきやすくなります。
https://kintone.cybozu.co.jp/update/main/2025-03.html#point2
アップデート前は、レコードのアクセス権の設定でエラーのある箇所の近くのみにエラーメッセージが表示されていました。
設定項目が多いと、エラーメッセージが画面の外に表示されてしまい、なぜ保存できないのか気づきにくく、困った経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

アップデート後は、画面上部にも大きくエラーメッセージが表示されます!すぐにエラーがあると気づきやすくなって嬉しいですね♪
コマンドラインツール(cli-kintone):リトライを行う機構を追加(添付ファイル操作)
コマンドラインツール「cli-kintone」(v1)で、レコードのインポートまたはエクスポートを実行した際の添付ファイル操作において、リトライが有効と思われる場合に、リトライされるようになりました。
これにより、例えばcli-kintoneで長時間かかるレコードのインポートやエクスポートを行った際に、途中で失敗して最初から実行をやり直すような状況を減らせることを見込んでいます。
cli-kintoneについては、ドキュメントページをご覧ください。
https://kintone.cybozu.co.jp/update/main/2025-03.html#point3
「cli-kintone」を使って、大量のデータをkintoneにインポート/エクスポートしている管理者の方に嬉しいアップデートです!
これまで、レコードのインポート/エクスポートをする際に添付ファイルの処理でエラーが発生すると、そのまま失敗になっていました。一部のファイルに問題があってもすべて最初からやり直すことになっていました。
今回のアップデートで、ネットワークの一時的な不具合などリトライしたら成功する可能性のある場合に、自動でリトライが行われるようになりました!
大きなデータをやりとりするときに嬉しいアップデートですね♪
プラグイン開発:プラグインの名前などに繁体字・タイ語・ポルトガル語(ブラジル)での表示を設定可能に
プラグイン開発で利用されるマニフェストファイルで、プラグインの名前・説明文・WebサイトのURLを指定するロケールのキーに繁体字・タイ語・ポルトガル語(ブラジル)が追加されました。
プラグインの開発者がこれらの言語を利用するユーザーに対してプラグインの情報を伝えやすくなります。
https://kintone.cybozu.co.jp/update/main/2025-03.html#point4
こちらはプラグイン開発者と、繁体字・タイ語・ポルトガル語(ブラジル)を利用するユーザーに嬉しいアップデートですね♪
プラグインをより多くの言語を使うユーザーに使っていただきやすくなります。
またユーザーも日本語や英語でなく母国語で情報が表示されることで、どんなプラグインなのかより理解しやすくなります。
プラグインを世界中のユーザーに届けやすくなるアップデートですね!今後の広がりが楽しみです♪
※弊社のgusuku Customineは、現在日本語と英語に対応しています。
さいごに
3月もkintoneのアップデートをチェックしました♪
アプリ管理の権限制御がより細かく設定できるようになったり、エラー表示がわかりやすくなったりと、使いやすさや運用のしやすさがアップしています(^^)
また、cli-kintoneのリトライ機能追加や、プラグインの多言語対応拡充など、開発者にとっても嬉しいアップデートが盛りだくさんでした!
進化し続けるkintone、これからもぜひ活用していきましょう♪
来月もたのしみですね!
投稿者プロフィール

- IT初心者、マーケティンググループ3年目のゆめぴです。もともとイベントコンパニオンとしてアールスリーのイベントのお手伝いしていたところから入社しました!様々な文章を書く業務を中心に担当し、日々奮闘しています☆
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