公開日:2025-02-27
こんにちは!
カスタマーリレーションチームの、おおのです。
今回は、以前私が取り組んだカスタマイズのお話をしたいと思います。
テーマは、gusuku Customine(以下、カスタマイン)を活用して、日報アプリとSlackをつなげること。
これにより、日々の業務がどうスムーズに進むようになったかを、お伝えできたらと思います!
「これ、どうにかならないだろうか?」
アールスリーでは毎朝、「朝ミ(あさみ)」と呼ばれるオンライン朝礼が行われています。
基本的には全員が参加するもので、都合により参加できない場合は社内のコミュニケーションツールであるSlackで、不参加であることをあらかじめ伝えることになっています。
ただ、みなさん各々のタイミングでSlackに不参加表明するため、当日に「今日参加できないのは誰?」を確認しようと思ったら、Slackの履歴を遡ってチェックしなければなりませんでした。
リモートワーカーが大多数を占めるアールスリーでは、「朝ミ」は大事な生存確認の場。「業務都合で今日は不参加だね」や「突発的に休んでる?トラブルか!?」は、すぐに確認できた方が安心です。
解決策を考えてみる
ふと思いついたのが全員が毎日使う「日報アプリ」との連携でした。
このアプリで朝ミの不参加表明をしておけば、簡単に全員の参加・不参加を確認できるのでは?そして、それをSlackと連携させてしまえばよいのでは⋯?
思い立ったらすぐカスタマイズできてしまうのがカスタマイン!みなさんに「いいね!」と背中を押してもらい、すぐに実現に向けて取り掛かりました。
改善の具体的な取り組み
では、実際に何をしたのかを順を追ってご紹介します。
1. 日報アプリに不参加表明用のフィールドを追加📝
まず、日報アプリに不参加表明用のフィールドを追加しました。
みなさんには「いつも通り日報を書くついでに、朝ミ不参加の場合はこのフィールドに書いてください」とお願いしました。
例えば、「●日(大体は翌稼働日の日付を書きます)は、お客様とのミーティングのため朝ミ不参加です。」と記入します。
◆日報アプリ

これまでは、不参加表明がSlack上で散らばっていましたが、これで日報アプリに一元管理され、一覧画面上で「今日は誰が不参加なのか?」を一目で確認できるようになりました!
2. Slackとの自動連携🔔
次は、カスタマインのJobRunnerのやること「Slackにメッセージを投稿する」の出番です。
これで、日報アプリからSlackに、不参加表明用フィールドの内容を自動投稿する仕組みをつくります。
(具体的な設定例は、サポートサイト記事「Slack 連携の設定例」をご覧くださいね!)
すると、先ほどの日報アプリの内容がSlackにこんな感じで投稿されます。
◆Slack
「不参加表明を日報に書いて、さらにこれまで通りSlackにも書いて…」という二重作業では、おそらくこの仕組みは定着しなかったでしょう。この点も、改善の大きなポイントだと思っています。
3. 通知タイミングを2通り構築💡
Slackへの自動連携をみなさんに使ってほしかったので、通知タイミングを工夫しました。
具体的には、みなさんがそれぞれのペースで使えるよう、通知のタイミングを2つ用意し、選べるようにしました。
- 日報を保存したときに自動投稿(確認ダイアログをはさみます)

- 「Slackに通知する」ボタンを押したときに投稿
これにより、「日報は一度でまとめて書きたい人」も「何度かに分けて書きたい人」も、好きなタイミングで不参加表明できます。
4. コメントに通知履歴を残せるように📝
好きなタイミングで通知ができる分、「あれ?通知したっけ?」となってしまうのではないかなと思ったため(自分が)、コメントに履歴を残す工夫をしてみました。
コメントへの通知もカスタマインのやること「現在のレコードにコメントを投稿する」で簡単に実現できます。

5. 不参加の日付はあえての手動📅
「●日は不参加です」の「●日」の部分について、日付を自動で入力させる方法も考えました。
ですが、イベント参加で何日か連続で不参加の予定だったり、そもそも毎日出社していない方がいることなども考慮し、ここはあえて融通がきく手動入力の方式にしました。これにより、カスタマイズもシンプルで済みました。
やってみて🏃
当初は「便利なカスタマイズをたくさんして、みなさんがノーストレスで使えるような気遣い満点のものを作りたい!」という思いもありました。
しかし、便利さを追求しすぎてかえって使いづらくなったり、必要以上にカスタマイズを複雑にしてしまうリスクも感じました。実際、どこまでの機能を盛り込むべきか、色々と試行錯誤しました。社内のメンバーにもアドバイスをいただき、本当にいい経験ができたと思っています。
最終的に今回は、シンプルなカスタマイズ、かつ様々なケースに対応しやすい柔軟性を大切にすることにし、無事に実装することができました。
おわりに🌟
このカスタマイズをしてから2年が経ちましたが、みなさんが今も利用してくれているのが嬉しいです。こんなカスタマイズも、カスタマインを使用することで、コードを書くことなく、思い立ったら簡単に試すことができますし、今後「もっとこうしたほうがいいんじゃない?」ということが出てきたときは、すぐに変えることもできます!
カスタマインのフリープランはJob Runnerも試すことができます!
「kintoneのデータを、コミュニケーションツールにサクッと飛ばしたいな~」
「アプリとの二重登録が必要で手間になっている⋯」
そんな方は、ぜひ一度カスタマイズを試してみてください!


投稿者プロフィール

- カスタマーリレーションチームで活動しています!