[Inside Everysite #1] gusuku Everysiteの発想の原点

公開日:2025-01-21

こんにちは、金春です。

CybozuDays2024でLINE登録いただいたらEverysiteの最新情報送りますって言ったのに、全然送っていなくてすみません。

gusuku Everysiteは絶賛開発中です。開発チームがものすごくがんばってくれていますが、困難なチャレンジでもあるため山あり谷ありという感じで進行しています。

これから数回にわけて「Inside Everysite」として、gusuku Everysiteの根底に流れている考えについて解説していきたいと思います。短めの記事にしますので、さくっと読んでいただければ幸いです。

Webサイトとシステム

現代の情報システムは、多くがウェブブラウザを利用する形になっています。この記事も含めて、みなさんが普段みているWebサイトもウェブブラウザで見ていると思います。そしてkintoneもウェブブラウザで利用するものです。実はスマホアプリも見た目はアプリとしてインストールする形になっていても、中身はウェブブラウザ(のエンジン)で動いているものがたくさんあります。

それくらい、今のコンピューターはウェブブラウザに支配されていると言っても過言ではありません。

さて、このウェブブラウザで利用するものをものすごく乱暴に大別すると「Webサイト」と「システム」に分けられると考えています。

ざっくりそれぞれの特徴を書くと、

Webサイト

情報の発信を主たる目的としており、読みやすく見た目に美しい情報を表示することを目指しているもの

システム

情報の入出力を主たる目的としており、見た目の美しさよりも、入力のしやすさや、閲覧できる情報量・表示形式に主眼が置かれている

といったところになるかと思います。

ホームページの運用にWordPressを、社内システムにkintoneを使っているという方も多いんじゃないかと思います。

2つが違いすぎる

さて、このWebサイトを作る仕組みと、システムを作る仕組みですが、共にウェブブラウザを使う仕組みなのに、全く使い方や思想が違います。もちろん、それぞれの用途に最適な仕組みというものがあるはずなので、違うこと自体を否定するつもりはないのですが、次回以降説明する社外DXを進める場合、この2つが違うことが障害になると考えています。

つまり、社内のシステム(kintoneなど)とWebサイトを有機的につないで、社外も含めて情報の流れを円滑にしようと思うと、使うルールが違いすぎて習得や運用のハードルがあがります。

特に、Webサイトを構築する仕組みは社内のシステムと連携させる仕組みが弱いものが多く、プラグインや別の連携サービスを導入して複雑な設定をしないとできないケースも散見されます。

2つをシームレスにしたい

gusuku Everysiteはこの2つの世界をシームレスにつないで1つのツールでまかなえるようにすることを目指しています。

Webサイトも作れるし、システムも作れる。

これがgusuku Everysiteのチャレンジです。

gusuku EverysiteをCMS(Contents Management System)と思われている方が多いのですが、そうではありません。我々はCMSを作りたいわけではありません。

次回以降では、この2つをシームレスにすることで実現できる世界についてご紹介していきたいと思います。

投稿者プロフィール

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金春 利幸
"gusukuシリーズプロダクトマネージャー
ノーコード(No-Code)の有効性に着目し、kintoneとgusukuシリーズの普及のため全国を飛び回っています。"