公開日:2024-05-23
キミノマホロ for kintoneのメニューを深く掘り下げていくシリーズ!!
メニューの詳しい解説を通じて、メニュー化した背景や意図を知って頂きます。
【ロ-1】kintoneを使った実現イメージ検討
キミノマホロは、業務改善に取り組むステップをカテゴリ分けし、カテゴリごとにサービスをメニュー化しています。
このコラムでは、業務改善を実現するための仕組み(システム)を作成するフェーズ「【ロ】業務改善に必要なkintoneアプリ作成」に含まれる「【ロ-1】kintoneを使った実現イメージ検討」について解説します。
【ロ-1】では、作ることになった仕組み(システム)を、どのようにしてkintoneで実現するかを検討します。
アプリ構成やフィールドの設定、アクセス権などを検討していく事になりますが、画面が簡単に作れて変更もしやすいkintoneの強みを活かし、kintoneアプリを作りながら実現方法を考えます。
このメニューを進める前に、どのような機能を作るのか(逆に言うと何を作らないのか)を明確にしておく必要があります。
そのためには業務改善の目的を明確にし、現状の業務が整理できている必要があります。
これはキミノマホロを利用する場合に限った話しでは無く、業務改善を行う場合には重要なポイントです。
この部分の準備が不足していると、アプリを作っても効果が出なかったり、業務改善の目的とズレている機能を作ってしまったという事が発生しがちなため、とても大事な作業と言えます。(キミノマホロのカテゴリ「【イ】業務改善の始まり」に該当します)
本メニューの終盤では「【ロ-2】業務改善で使えるkintoneアプリ作成」の費用を試算し、金額をご提示します。
【ロ-2】ではgusuku Customineを使ったカスタマイズ、帳票作成、プラグイン設定、外部プログラムの作成等を行います。
【ロ-1】を実施してみないと、何を基本機能で対応して、何をカスタマイズで対応するのか決まらない(正確な費用を算出できない)ため、メニューを分けて、作業を2段階で進めるようにしています。
進め方
- まず始めにkintone化する対象となった業務の流れを理解し、アプリ構成を考えます。
細かいフィールドまでは考えませんが、アプリ間の繋がり(ルックアップ、関連レコード)は意識しておきます。
作成したアプリ構成で業務が通るかシミュレーションします。 - アプリ構成を元にアプリの叩きを作成します。
フィールドを作る際は、現状の業務で使っているExcelやシステムがあれば参考にします。
一覧、プロセス管理、アクセス権等の設定も行います。(内容によっては検討だけ行い、「【ロ-2】業務改善で使えるkintoneアプリ作成」で設定する事もあります)
画面(フィールドや一覧)は実際の運用で使うものに近い状態になりますが、kintoneの基本機能の範囲での対応となりますので、カスタマイズで実現が必要な機能は入っていません。
1にも言える事ですが、まずはkintoneの基本機能で実現する事を考え、必要な機能だけカスタマイズする方針で進めます。そうする事で運用を開始してからも改良がしやすい、業務改善を継続できるアプリを作る事ができます。 - 作成したアプリをお客さまとアールスリーで確認し、フィールドの過不足が無いか、運用の流れに沿って使えるかを確認します。
kintoneの基本機能で実現できない内容は、「【ロ-2】業務改善で使えるkintoneアプリ作成」でカスタマイズする候補としてリストアップしておきます。
ただし、動きを確認しておいた方が良いと判断した場合は、このタイミングでカスタマイズを行う場合もあります。(ノーコードでカスタマイズできるgusuku Customineだからこそ実現できる事でもあります)
この作業を課題が無くなるまで繰り返します。 - 外部プログラム(他サービスとの連携等)の作成が必要な場合は、実現方法を検討し、仕様をまとめたドキュメントを作成します。(オプション)
- 【ロ-2】の費用を試算し、ご提示します。
対応するkintone SIGNPOST
本メニューに対応したkintone SIGNPOSTです。
併せてご覧頂く事で、メニューの考え方について理解を深めて頂く事ができます。
成果物
- kintoneアプリ
- 進め方2〜3で作成するkintoneアプリです。
- アプリ構成図
- 進め方1で作成します。(アプリ構成がシンプルな場合は作らない時もあります。)
- kintoneアプリ間の繋がりや外部プログラム・外部サービスとの繋がりを図示し、作ろうとしている仕組みの全体像を把握しやすくします。
- 「【ロ-2】業務改善で使えるkintoneアプリ作成」でやること一覧
- 「【ロ-2】業務改善で使えるkintoneアプリ作成」で作る内容をリストアップし、仕様をまとめたものです。
- 主にgusuku Customineを使ったカスタマイズや帳票機能が該当します。
- 外部プログラム詳細設計書
- 進め方4で作成するドキュメントです。
- 外部プログラムが扱うデータの内容や処理について詳しく記載します。
- 外部プログラムの作成を行う場合に作ります。
「キミノマホロ for kintone」は「ITを身近に、業務改善を日常に。」をテーマに、皆さんと一緒になって業務改善を進めるためのサービスです。
ITと聞くと自分達には難しいと思われる方も多いかもしれませんが、ITを身近に感じて、業務改善が日常業務として当たり前になるような企業文化を一緒に作っていきたいと考えています。
kintoneを使った業務改善・システム開発でお困りの場合は、弊社で実施している「キントーンよろず相談会(無料)」でご相談いただけます。お気軽にご参加ください。
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